日本の武道家にしては珍しく色々と「現実的な言葉」が出てくる。
金メダル直後のインタビューで「国士舘の柔道は負けない柔道なんです」と言い切ったのが非常に印象的。自分の原点がどこにあるのかをはっきりと理解して、ぶれない愚直さが大事なんだなぁ。笑ったのは、オリンピックのプレッシャーよりも、斉藤監督のプレッシャーの方がきついッスよって場面(笑)。
潔さって言う面では、日本人が感じるところの武道家らしからぬ部分もあるんだろうけど、結果をだしたことで今後の新しい武道家像を作ってくれたのかもしれない。
桜の散り際が日本人の美学を象徴する訳だが、今後グローバルな環境の中で生き残るための価値観はどこに作るべきなのか。民族としてのDNAにすり込まれたモノを活かしつつ、新しい価値観をもってして行動するっていう大事さを考えさせてくれた試合。
今年の新生児命名ランキングに「慧」がどれだけ入ってくるか楽しみ。
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