日経新聞の一面広告に電子手形の広告。
ウチのオヤジは学も無い、裏街道経験をした人間でしたが世の中の事は良くわかっていた。
「手形を切るような商売ならやめろ」
鉄工所時代に色々と教わった事の1つ。
手形なるモノの利便性と恐ろしさは、商売をやらないと解らない事ですが、簡単に言うと「一回だけ債務を先送りして資金繰りをつける仕組み」「在庫や売掛金をネタに勝手にお札を世の中に刷ること」
昔からの商習慣とはいえ、サプライチェーンならぬ、ファイナンスチェーンが一カ所でも転けたら全員連鎖倒産てな感じにもなりかねない仕組み。
電子化しようが仕組みは基本的には変わらないはず。
仕入れの大きいところや、回収の遅い業界などは致し方ないのかもしれませんが、だったら長期運転資金借り入れをして、数年計画で自己資金と回収資金で回せるようにしないと。
身の丈を越える大きな商売をやりたいなら手形という手段もありですが・・・そんな手形は誰も受け取らないし、割引金利がとんでもないでしょう。
商売は、キャッシュに限ります。手形商売は絶対にやらない。資金が回らないなら中期計画で自己+回収資金で回す仕組みが健全。
私から言わせれば、商売として拾うリスクは他じゃ無いの?って感じです。
商売観の問題ですから、善し悪しではありません。手形でビジネスを順調に大きくしている人も知っています。私は、絶対に出来ない商売ってて事です。
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