JALの最新鋭機材に搭載されているエンタメ装置は、意外と知られていないが、レイセオンの子会社製。レイセオンって軍事産業の大手。ミサイルとかを作っていると記憶。
そもそもこの画面のGPS(ではなく、慣性航法装置かなもしかして?)も軍事発。生活の中には、その生い立ちが血に染まったモノ(少々大げさなモノ言いはご勘弁を)も残念ながら沢山あるはず。
軍需産業や殺戮兵器を全面的に是とする気は無いが、「是非」の代表的な二元論だけで論じるのは、少々情緒的に感じる。また、技術の平和利用だけを考えるのも正しいとは残念ながら言い切れない現実もある。
今回の震災であらゆる価値観がひっくり返る様な時代が加速されるはず。
戦争紛争は無いに越したことは無いが、日本が技術立国としてコレからも生きていくなら、軍事転用が可能な技術をたくさん持つ日本は規制を大きく緩和すべきではない無いだろうか。
復興への方法論として考えても、ありでは無いか。政治論の前に技術論として考えて行く時期では無いか。
モチロン軍事と政治は裏表の関係である。アメリカとの同盟関係の中でどうするか、もしくは同盟関係をどうするかの議論も必要でしょう。
日本は、今まで以上に民生軍事両方に繋がる、地味テクノロジーで世界を牛耳る道を考えて行くのが生きていく道では無いか。
戦闘機や艦船の製造と運用技術を持ちつつ、地味技術が同盟国の優位性を担保するようなことで、抑止力に繋げる。そしてそれが政治力にも繋がる。
こんな方向性は無いモノかな。
モチロン究極の理念は誰も戦争で涙を流さない世界平和。
震災に注力しなくてはならないわけだが、冷静に考えてみると世界は日本人には変わらず訳の分からん動きがあるわけで。内向きにならざるを得ない状況では有るが、外と付き合わないと生きていけないニッポンで有るのも事実。
もう、みんなで価値観変えようよ。と、自分にも言い聞かせてみる。
成長ってなんなのさ?という議論は別途必要だと思いますが、成長を目指さない国家、地域、企業、家庭、個人はあり得ないと思っています。
現時点で成長を目指す場合は外を指向する、または外と関わりを持つ。この方向性しか無いと思います。その中で、日本の内なる誇るべきパワーを再認識すべきでしょうか。
日本人、私も含めてまだまだ横柄な輩が多いと思います。神風が来ると思っているアンポンタンというのか根拠の無い自信家おおすぎ。
内から発想では、この震災も乗り越えられないし、そのあとの成長路線は取ることができない。
とにかく、日本人に特有な「身内感覚」「城内感覚」を捨てることから始めないといかんと思っています。
投稿情報: ara3 | 2011年5 月 2日 (月曜日) 10時01分
グローバル化は避けて通れない必須科目。内向きになる事、それは即ち日本のQoLを下げて行く事に繋がると思います。グローバル、と云いましたが、実際にはローカルvsローカル、価値観vs価値観。だったら日本の良さを我々自身が再認識して、世界に向けての発信力を磨くべきかと。それは英語力、自分と異なる価値観とのコミュニケーション能力。優れた技術、製品はそれだけで世界に通用される。良いところを伸ばして、我々の弱点、「シャイな日本人」「議論が苦手な日本人」から脱出せねば。 ですね。
投稿情報: Jack Amano | 2011年5 月 1日 (日曜日) 01時00分