いやいや・・・参りました。詳しくは後ほど。
最新のPDKモデルに乗せて貰えるとあれば、移動のきつさも何のその。大阪からとんぼ返りして汐留の銀座ポルシェセンターへいそいそと。
あのですね。はっきり言って参りました。私はポルポル好きでないはない派でしたが、その旗を降ろします。エンジン音は相変わらず色気もへったくれもありませんが、硬派の戦闘機として、現代のスポーツカー(GTカー兼用)の1つの到達点として脱帽です。
まずPDK。これはすごい。ここまで精密に制御されて、電光石火のシフトチェンジをショックもなく行う技術は想像の域を超えていたっす。フェラーリのF1マチックとBMWのSMGⅡは話になりませんな。シフトダウンの時にもブリッピングが完璧にシンクロさせてくれるので、鬼ブレーキと合わせて別世界の減速を体験できまっせ。レーサーでもあれほどのシフトコントロールってできないんとちゃうかな。
ただ、横断歩道待ちなどでクリ-プで微速前進。当然半クラッチ制御なので致し方ないがトルコンとちがって振動が目立つ。それに、あれを繰り返してクラッチの持ちは大丈夫なのかな?
マニュアル制御ではなくオートマチックモードにすればお気楽モードで楽ちん。
いやぁ、お見事としていいようがない。サーキットで走らせたら気持ち良いだろうなぁ。
ブレーキ。ポルポルは鬼ブレーキで有名ですが、10数年ぶりに乗った感想。脱帽っす。アハハな制動力。昔よりもコントロールしやすいんじゃないかしら。何にしても、踏み代の中でコントロールできる範囲が本当に広いので理想的じゃないかな。ABSが介入するなんてドライでは無いのでは?なんて印象。松風は、8ポッドキャリパーがヤスリで鋳鉄をゴリゴリ削って止まる感じだが、ポルポルは真綿で締め上げていって、途中からは鬼が手伝ってくれるって感じ。
足回り。あの、メチャクチャショックアブソーバーに金かけていません?ショックへの初期入力のイナシ方。感動と言うよりもこんなに締めている足でノリ心地の良いのは初めて。口に出すにははばかれる状況でロールをしないような足が、都内の轍を身体を揺すらずに乗り越えてくれるんですぜ(大げさ?)。松風が帰り道・・・安っぽく感じた(笑)。M3よりも絶対に締め上がっているのに、ノリ心地は上でしょう。
あと、ハンドルからのインフォメーションの明確なこと。どんなスピード域(もちろん公道レベルでの話ね、誤解されないように)でも路面の凹凸まで快適な状況で知らせてくれる。タイヤからハンドルまでの工作精度とボディ強度のバランスかなぁ。
エンジン。水冷になって静かになったせいもあってか、昔ほどのキレは感じない。でも、精密機械としてトップエンドまでストレス無く回るのは相変わらず。昔は、もうちっとフライホイールが軽かったのかなぁ、アクセルオフで前後に揺すられた記憶があるけど、今のポルシェはそんなのはないのかしら。ある意味乗用車として日常も使える。BMWの6気筒とはちがったお見事エンジン。排気音さえなんとかなればねぇ(苦笑)。でも、パワーそのものは松風のドーピングエンジンに比べれば可愛い物(言い過ぎですね)。直線のバカヤロー具合なら、まだまだポルポルのスタンダードには負けないぞ(爆笑)。
フェラーリは、エンジンとエキゾーストに心奪われますが、ポルポルは戦闘機として戦いたくなるキャラです。フェラーリは、車と心中したくなるキャラかな。
いや・・・買える余裕もありませんが・・・心動かされました、はい。
お・み・ご・と。
是非ご購入を(笑)
エンジン、ショートストローク化されると、普通はシャープになるような気がするのですが・・・。まだ新車なんで堅かったのでしょうか。
投稿情報: ara3 | 2008年10 月30日 (木曜日) 02時20分
ara3サマのインプレッション、参考になります!...とても買えませんが(笑)
水冷化された第二世代の新エンジンは、かなりビッグボア&ショートストローク化されたので、そこら辺が影響したのでしょうか?
投稿情報: Jack Amano | 2008年10 月28日 (火曜日) 13時45分
いやぁ、今回はやられました。
M3は所詮実用車の派生ですね。最初から気合いで作られた車は違います。
ポルシェに毒される人たちの気持ちがようやくわかりました。
ただ、エンジンは昔に比べるとソリッド感が薄くなったなぁって感じます。
投稿情報: ara3 | 2008年10 月27日 (月曜日) 23時03分
今日の午後、広島から戻ったところで松風号をお見かけしました。銀座PCに寄られてからだったのですねー。インプレ、楽しみに待っております!
投稿情報: Jack Amano | 2008年10 月26日 (日曜日) 22時30分