友人から紹介して貰った社長のblogに
迷子の三定義
1・行き場所がわからない・・・目的が分からない
2・行き方がわからない・・・やり方、手段がわからない
3・居場所がわからない・・・現状把握が出来ていない
という一文が。全く同感だな。
ちょっとアラマキさん流に書き換えると
1)行き先が判らない・・・目的と目標を理解していない
2)行き方が判らない・・・道具、材料、時間がわからない
3)今どこにいるか判らない・・・進行状況・優先順位が混乱している
4)迷子であることに気がつかない・・・自分の立場や役割、能力を勘違い誤解している
ここをしっかりとスタッフに伝えるのが親方の役割であることは重々理解。そして、たびたび問い返して確認、理解、納得をとること。
この前、人生の師匠にも言われましたが「アナタは人に使われた経験が無いから、社員の気持ちはなかなか判らないね」。はい・・・残念ながらその通りです。認めざるを得ない部分多々あり。
理解はしようと心がけているが、人としての気持ちでは理解できても、ビジネスの立場として中々部下の気持ちは理解しきれず。組織人としても上下の関係に置かれたこともないので気配り足らずがよく発生します。色々な意味で波紋は巻き起こしやすいと自覚している。
誤解されそうな言い方(自惚れているわけではありません)ですが、部下だったことは鉄工職人時代にしかなく「自分で覚えろ。盗め」の世界。できて当たり前で、できないと叱責されて育ったのがビジネス幼少期(笑)。考えてみれば非道い世界だけど、そんなもん。
その後は、なぜかシャチョーだけ ← コレが大きな背景
当然、自身迷子になったことはたくさんあります。が、のたれ死にしなかったのは、迷子になったら天性の性格なんでしょうが、「なんとかなる」「こっちかな」「まっいいか」の精神で止まらなかったことかなと。なので、どうしても社員にもそれを求めてしまう。 ← ここがかなり大きな問題
過去を振り返ると、リードが付いていないと駄目な社員。地図が手元にないと駄目な社員。準備万端材料の料理教室の様なテーブルを求める社員。全てを教えてくれることを求める社員。
色々な社員がいました。ひとり一人の社員の性格や要望に合わせて対応するのが理想という社長もいると思います。社員がいてこその会社であることは大事な事実だと思います。社員が働きやすく環境を整える事も重要項目だと理解しています。
もちろん、会社ですから何でも放置と言うことはありえませんので、最低限の迷子対策はします。しかし、他の会社などに較べるとヒジョーに放置プレイだと思います。それがうちの会社の特性です。
EXONは残念ながら他のまともなシャチョーの経営する会社とは違うと言わざるを得ません。多分、こんなことを言うから師匠に「キミはまた失敗するだろうね」と言われてしまう。・・・ただまぁここは、「同じ失敗をするだろうね」と言われたわけではないので、実はあまり心配していない(笑)・・・と都合の良い解釈をする、いい加減な性格でもあるシャチョー。
うちの会社は規則主義ではなく原則主義の会社ですから、大きなベクトルはしっかりと提示します。しかし、その大ベクトルに対してチームとしての中ベクトルをどうとるか。そして、チーム内の役割分担として各自がどういうベクトルとツールを選択するのかというのは自立自考してもらいたいと思います。
そんなのが判っているのが、いま在籍をする社員と感じています。
で、最近感じている事。うちは迷子保護ではなく、今は別の観点で社員とのコミュニケーションをしっかりしないとヤバイと最近よく感じる。その対策を怠ると結果的に迷子(正確には置いてきぼり)が発生なんだろう。
この前の個人面談で、それぞれに色々と伝えたけど判ってくれたかなぁ。個人面談では、かなり直球のつもりなので、理解はしやすい(いつもよりは?)と考えているが・・・。
来年は、フロント部隊の体制を久しぶりに大きく変えるので、チームの中での目的と目標の整理(大ベクトルとの整合性)をとって、各自のベクトルに落とし込みましょう。
組織(そんなもんありませんが)としての課題はそこにあると思います。
考えてみれば・・・よくまぁ30年近く商売が続いているよな(爆笑)。・・・大波小波は昇降ともに経験しておりますが、よくまぁ生き残っている。冷静に考えると、大したモンだ(自画自賛・・・こういうことを言うから嫌われる・・・大バカ)。
全てはお客様と社員と取引先と家族とそして神様のお陰。
しかし、来年も生き残れる保証は全くない。そんな世界に30年間いる訳ですから、感性もマトモじゃないかもしれません。ここは、謝るしかない。
居直っているように聞こえるかもしれないけど、そうではないのは判って欲しい。
おっしゃる通り、社員には助けて貰っています。自分だけじゃ、なーんもできません。ありがたいことです。
投稿情報: ara3 | 2010年12 月16日 (木曜日) 16時21分
社員に救われていますね。
ヒトを助けているのではなく、ヒトに助けられているんだなと、最近、強く感じる、33歳。
投稿情報: のぶのぶ@自宅 | 2010年12 月15日 (水曜日) 19時35分