クルマと言う角度ではなく、ビジネスと言う角度で読んでみるべし。立ち読みのつもりが、買ってしまった(笑)。
決してGT-Rが志の低いクルマだとは言わないが、ヴェイロンの志の高さは「ビジネスのあるべき姿」に通じるモノがある。
コンサル会社のビジネスは、今までに無い視点、今までに無い切り口、今までに無い方向性を示すことから始まる。もちろん、内部的には今までの積み上げたノウハウや経験や勘を働かして、何らかの継続性は確保されているわけだが。
無形のモノを商売にしているだけに、発想や仮説をあるべき姿に向かって作り上げていくのが我々のビジネスプロセス。
現場を無視したり、現状に目をつむることは無いが、スタート地点では「いったん切り離す」事も大事な時がある。
新しいビジネスを作るときには、まず全体をストーリー化すること。これをビジネスストーリーという。その中には「プランニング」「セールス」「サービスオペレーション」の3つのフェーズがある。(本当は最後に「ファイナンス」のフェーズもあるかもしれないが、あえて発想の収まりがいい三点主義で考える)
それぞれのフェーズから発想するのも有りだと思うが、時に議論が紛糾したときにシュリンクしやすくなる。また往々にして「制約的発想」になりがちかもしれない。
まずは、ビジネスストーリーをちゃんと持つことが一番大事なこと。
特にコンサルティング会社なるもの、お客様に偉そうなことを申し上げる場面も多々ある。そんなときに、お客様と同じ長さ、同じ太さのバックボーンじゃいかんだろうと常々自分を戒めている。
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