松風号のヘッドライトスイッチ。形状、取り付け位置は前愛車の韋駄天号と一緒。しかし、スイッチとしての感触が全く違うのでR。
機能は、松風にはAUTO機能が付いているので、トンネルなどに入ったときに勝手にライトオンをしてくれたりする
(大嫌いな機能なので使うことは無いが・・・運転は全てアクティブにやらないといけない。腰が悪くなければ、
とーぜんオートマにも出来れば乗りたくない派)。
しかし、しかし、スイッチとしての切り替えたときのクリック感、回転するときの滑り感が全然違うのである。松風は、国産と同じく
「タダの組み立てたスイッチ」。韋駄天は「職人がすりあわせたスイッチ」。こんな違いを感じるのでR。
何が運転していて違うか・・・クルマからのフィードバックがちゃうのでR。クルマとのコミュニケーションが違うのでR。韋駄天には、
一つ一つの操作から「返事」があるが、松風からは「操作の結果」からしか返事がないのでR。
松風を、物言わぬクルマとまでは言わないが、韋駄天(W210)は、品質というレベルではなく、
工業製品としてドイツの志がまだ残っていたような気がする。その前のW124に乗せて貰うと、これまた唸らせられます。
W124がよく言われる「最後のメルセデス」・・・その通りのような気もします。
わしは、工業製品は然るべく最新型が好きと言うタイプだが、松風(W211)というかメルセデスが凋落気味と言うのは、
こんな所にも原因があるような気がする。ブランドって、こういうところで違いを出さないといけないんだと思う。特に、メルセデスなんかは。
もちろん、松風は開発当時の最新テクノロジーを搭載した、エンジニアリングとしては最高の志をもったクルマであるのは、
誰も異論は無いと思う。メルセデスのチャレンジはすごいと思う。メルセデスは、一種保守的な会社と見られるときがあるが、
実は違うという証拠。
しかし、クラフトマンシップという側面から見ると、志が下がったと言われても仕方がないような気がする。ドイツ工業製品の良心、
志はどこにあるべきなのか。メイドインジャパンとの違いはどこにおくべきか・・・。ブランディングの根本だと思うのでR。
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